欧州連合(EU)の気象情報機関[コペルニクス
気候変動サービス(C3S)]は、12月初めに
アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開催されて
いる国連気候変動枠組み条約第28回締約国
会議に合わせて、今年の世界平均気温が観測
史上最高を記録するとの見通しを正式に発表。
C3Sによると、2023年の平均気温は産業
革命前に比べて約1・4度上昇することが確実に。
2015年に合意された[パリ協定]では、産業
革命前からの気温上昇を1・5度に抑えることを
目標に掲げているが、2022年までの上昇幅は
1・2度前後だった。
2023年6月以降、世界の平均気温は、各月の
史上最高記録を更新し続け、11月は産業
革命前の水準を約1・75度も上回った。
この月の上昇幅が2度を超えた日も2回
観測され、専門家らが懸念を強めた。
気象専門家らによると、23年は太平洋赤道域
東部の海面水温が高くなる[エルニーニョ現象]の
発生と人為的な要因による気候変動が重なった
結果、異常な高温が続いていた。
世界気象機関(WMO)の報告書では、10年ごとの
世界の気温と海水温が、2011~20年の期間に
史上最高となり、氷河の消失や海面上昇が
急激に加速したことが指摘されている。
12月に夏を迎える豪州では、12月8日に熱波が
広がり、南オーストラリア州の内陸部などで
気温が40℃を超え、最高46・5度を観測。
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