南米のペルーとボリビアにまたがる世界で
もっとも高い場所にある南米最大の湖
ティティカカ湖の水位が、前例のない
冬の熱波のために水位が急激に低下し、
観光業や漁業、農業に大きな打撃が。
頼みの雨季の降雨量は、例年の49%と半減。
湖の周辺には300万人以上が暮らし、
漁業や農業、観光業を営んでいるが、
漁獲量や穀物収量の減少で不安が高まる。
旱魃は、アンデス山脈を越えたブラジルの
アマゾンにも及んでおり、アマゾナス州では
50の自治体が深刻な旱魃に苦しみ、危機的
状況に陥っている。
今回の旱魃はここ100年で最悪の規模。
ブラジルの自然災害監視警告センター
(Cemaden)の報告では、降水量は例年の
半分以下で、北部の州では今後も数ヶ月間
同じ状況が続くと予想。
アマゾン川の支流であるネグロ川やソリ
モンエス川などの重要な河川についても
流量が回復する見込みはないという。
ネグロ川はマナウスで1902年以来初めて
水深が13.59mを下回り、川岸に砂州が大きく
広がっており、年末にかけて更に拡大も。
また、乾燥による山火事の発生で、州都
マナウスは煙に覆われ、大気汚染が深刻化。
旱魃の原因として挙げられているのが、一つが
エルニーニョ現象、二つ目が大西洋の海水温が
異常に上昇していることだとされる。
異常な少雨による川の流量が低下したことで、
生物多様性にダメージが及んでいる。
アマゾン内部にあるテフェ湖では、旱魃の
影響で水温が40℃に達し、絶滅危惧種で
ピンクの体色で知られるアマゾンカワイルカ
141匹が死亡したという。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
0 件のコメント:
コメントを投稿