2023年10月5日及び9日に、鳥島近海を
震源とする地震が観測されたが、地上での
揺れは観測されなかった。
9日の地震では、八丈島八重根で60㎝の
津波を観測、気象庁は本州の太平洋岸各地に
津波注意報を発令し、注意を呼び掛けた。
気象庁は、各地から集めたデータを解析したが、
詳しい震源やMを決めることができず、発生源
不明の地震、発生原因不明の津波となった。
結論は、P波もS波も判別不能で、通常は
震源特定に使わない第3の波[T波]よるとした。
T波は水中を伝わる遅い波で、海底付近の
地震で発生する。
10月9日の震源不明の地震について、政府は
震源地、津波発生原因の調査を開始した。
地震発生から約10日後、海上保安庁の
航空機が鳥島の西約50Kmの海上で、軽石と
みられる浮遊物が点在しているのを発見。
政府の地震調査委員会は、鳥島近海では
10月2日から、鳥島の南、76Kmにある
独立岩の孀婦岩より北西の[鳥島リフト]と
呼ばれる場所での地震活動の活発化を報告。
海洋研究開発機構は、この付近を研究船で
緊急調した結果が、11月末までに孀婦岩
近くの、鳥島から南に80Kmほど離れた
海底で、直径6Kmほどのカルデラを発見。
海洋研究開発機構は、当時、[T波]という
地震波は、このカルデラ周辺から出ていて、
このカルデラでの火山活動が地震や津波の
原因であった可能性があるとしている。
海洋研究開発機構は、海底に6つの地震計を
設置し、12月に回収してカルデラ周辺の
火山や地震の状況を解析する予定。
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