2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方
太平洋沖地震では、M9・0(9・1)の規模の揺れを
記録したが、1月1日に能登半島を襲った
M7・6の揺れを記録した石川県志賀町の地震計
から得られたデータの解析では、その揺れの
強さは、東北地方太平洋沖地震の揺れに匹敵
する強さであったことが判明した。
揺れの強さを表す[加速度]を示す[ガル]は、
2825.8ガルに達していた。
東北地方太平洋沖地震は、2933.7ガルだった。
過去の国内の主な地震の記録では、
▽1995年の阪神・淡路地震 891ガル。
▽2004年の新潟県中越地震 1722ガル。
▽2016年の熊本地震 1791.3ガル。
これらを、遥かに上回る大きな揺れだった。
気象庁は、[加速度の大きさだけで被害の
大小が決まるものではないが、非常に大きな
加速度を観測したと受け止めている]と話す。
自動車に乗っていて、急発進すると座席に
抑え付けられるのは加速度によるもので、
ある大きさの速度に達するまでの時間が、
短かければ短いほど大きな加速度が加わる。
地震により、地面の揺れよって建物や人に
加速度が働くが、この作用した加速度の
最大値を使って地震動の大きさを表す。
[ガル]は地震動の大きさを[加速度]で表した
もので、1秒につき毎秒1cmの速さの変化を
生ずる加速度をいう。
速度が毎秒1cmずつ速くなる加速状態が1ガル。
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