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2024年1月22日月曜日

能登半島地震 想定されていた断層とM7・6

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
春 日 山 原 始 林 



1月1日にM7・6の地震が発生してから半月余りが

過ぎた18日現在、石川県の発表では死者数が

232年、安否が不明の人が21人となっている。

未だ、道路の崩壊や山崩れで孤立した集落も

日々、減少しているが未だ、8地区で143人が

孤立状態に置かれている。

この地震については、当初、東日本大震災の

時と同じように、予測されていなかった未知の

地震とか、想定外の規模だとかの記事や報道が

なされていたが、現実はどうだったのか?

2013年から14年にかけて、政府の有識者検討会は

日本海側全体の海底活断層を調査している。

ボーリング調査や振動、音波などにより得られた

海底地形のデータなどから60カ所について、

活断層が動いた場合に起こる地震や津波の程度を

予測する[断層モデル]を作成し、公表している。

公表された断層データでは、能登半島に沿って

北側に走る[F43]と更に、[F43]の少し南側から

佐渡沖には、これも震源となった[F42]が存在する。

この内の[F43]は、1日の本震後に起きた余震の

震源域とほぼ重なっていると指摘されている。

更に、検討会はF43で地震が起きた場合は、

ずばり最大M7・6の揺れの発生を想定していた。

それが、何故[全国地震動予測地図]に反映されて

いなかったのか?

地震調査委が発表する主要な活断層の[長期

評価]は当初、陸域の活断層に限っていたが、

17年からは海底活断層も調査に加えられた。

評価を終えて公表されているのは九州と中国

地方北方沖までで、能登半島沖は評価に向けた

検討が始まったばかりで間に合わなかった。

このこともあり、[F43断層]のリスクについて

住民に周知されておらなかった。

前年の5月5日に、今回の本震と同じ場所を

震源としてM6・5の地震が発生しており、珠洲

市域では群発地震に見舞われていたので、

地震に対する心の備えなどはされてはいた

だろうが、住民はM7・6の大地震にはノー

マークの状態であったようだ。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





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