1月1日にM7・6の地震が発生してから半月余りが
過ぎた18日現在、石川県の発表では死者数が
232年、安否が不明の人が21人となっている。
未だ、道路の崩壊や山崩れで孤立した集落も
日々、減少しているが未だ、8地区で143人が
孤立状態に置かれている。
この地震については、当初、東日本大震災の
時と同じように、予測されていなかった未知の
地震とか、想定外の規模だとかの記事や報道が
なされていたが、現実はどうだったのか?
2013年から14年にかけて、政府の有識者検討会は
日本海側全体の海底活断層を調査している。
ボーリング調査や振動、音波などにより得られた
海底地形のデータなどから60カ所について、
活断層が動いた場合に起こる地震や津波の程度を
予測する[断層モデル]を作成し、公表している。
公表された断層データでは、能登半島に沿って
北側に走る[F43]と更に、[F43]の少し南側から
佐渡沖には、これも震源となった[F42]が存在する。
この内の[F43]は、1日の本震後に起きた余震の
震源域とほぼ重なっていると指摘されている。
更に、検討会はF43で地震が起きた場合は、
ずばり最大M7・6の揺れの発生を想定していた。
それが、何故[全国地震動予測地図]に反映されて
いなかったのか?
地震調査委が発表する主要な活断層の[長期
評価]は当初、陸域の活断層に限っていたが、
17年からは海底活断層も調査に加えられた。
評価を終えて公表されているのは九州と中国
地方北方沖までで、能登半島沖は評価に向けた
検討が始まったばかりで間に合わなかった。
このこともあり、[F43断層]のリスクについて
住民に周知されておらなかった。
前年の5月5日に、今回の本震と同じ場所を
震源としてM6・5の地震が発生しており、珠洲
市域では群発地震に見舞われていたので、
地震に対する心の備えなどはされてはいた
だろうが、住民はM7・6の大地震にはノー
マークの状態であったようだ。
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