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2024年1月24日水曜日

佐渡・中上越沖の[割れ残り]による津波リスク

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
大 仏 殿  東大寺



政府の地震調査委員会は、1月1日の能登半島

地震の震源域は、能登半島の西から北東に

かけてのおよそ150Kmの範囲に及ぶとしている。

そして、これまでに確認されている複数の

海底活断層が関係している可能性が高いとする。

東京大学地震研究所は、各地で観測された

津波の波形から、震源域の断層がどう動いたか

分析した結果を発表した。 報告では、

▽能登半島の北側の沿岸に沿ったエリアと、

▽隣り合う断層がそれぞれ大きくずれ動いた。

だが、最も北東側の沖合の断層はほとんど

動いていなかったことが分かった。

1日の本震の震源は、政府の有識者検討会に

より海底断層モデルで[F43]に含まれ、半島に

沿って西から北東に伸びている。

この断層の北東端付近の南側から[F43]に

沿って北東に佐渡沖まで伸びる[F42]が存在。

この断層は、本震の際に[F43]と同時に動いた。

気象庁は、M4以上の余震の内、1日と3日の

余震の震源はこの[F42]としており、上中越沖と

して発表している。

また、9日17時59分頃、佐渡島から30数キロ

北西の深さ約10Kmを震源とするM6・0の地震が

発生したが、これは[F42]の北東の端付近に

位置すると想定される。

政府の地震調査委員会は、[F42]では一部が

動いたとはしているものの、[割れの凝り]が

存在する可能性があるとしている。

この断層が、全面的に動いたかどうかは

現段階でははっきり断定できないが、もし

この断層が、全面的に動いたかどうかは

[割れ残り]が動いた場合には、津波が発生する

リスクが高いとしている。

M7クラスの地震が発生した場合には、佐渡島は

無論のこと、新潟県の沿岸部に3m程度の

津波が短時間で到達するリスクが高いと指摘。

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