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2024年1月17日水曜日

中國 ロケット軍司令官ら9人を汚職で解任

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
吉 城 川  奈良公園



習近平の肝いりの中国軍で核兵器やミサイルを

運用する[ロケット軍]トップを務めた高官など

9人が、12月29日の全人代常務委員会の会議で

解任されたことが明らかになった。

ロケット軍は、2015年に陸海空軍と同格の

組織として新設された。

10月に国防相を解任された李尚福氏は、中国軍で

長年にわたって宇宙開発部門に所属してきた。

日本の国会に当たる全人代で、軍関係者9人の

代表資格取り消しの発表があった2日前の

12月27日には、国政助言機関・人民政治

協商会議(政協)の委員を務めていた[中国航天

科技集団]など宇宙関連の国有軍需関連企業の

幹部3人も委員を解任されていた。

8月に所在不明となっていた李尚福前国防相が

10月に解任されたことが明らかになった以降、

香港メディアなどは汚職への関与を報じていた。

中国軍では、昨年夏ごろからロケット軍や

装備調達部門が関与する大規模な汚職疑惑が

浮上していた。

中国政府の内部情報では、今回処分された

9人以外にも、李尚福氏や前任の魏鳳和

元国務委員兼国防相らも汚職に関与していた。

これら一連の汚職問題は、今後さらに中国軍

上層部の粛清へと広がりが予測されている。

汚職の具体的な内容について、米通信社は

ミサイルに燃料ではなく水を注入するなどで

燃料費を詐取していと報じている。

また、維持管理も杜撰で、中国西部にある

ミサイル格納庫の蓋が機能しない状態だという。

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