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2024年5月1日水曜日

太陽の500兆倍明るい天体 J0529-4351

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
平 野 神 社



豪国立大学の研究チームが、チリにある欧州

南天天文台(ESO)の超大型望遠鏡VLTを用いて

太陽の500兆倍明るい天体を発見したと発表。

見つかった天体(クエーサー)はJ0529-4351と

呼ばれ、地球から120億光年以上先の彼方に在る。

このクエーサーは、宇宙初期の天体で超大質量

ブラックホールをエネルギー源としているため

宇宙のなかでも一際明るい光源であり、莫大な

エネルギーも放出している。

J0529-4351の中心にあるブラックホールは、

1日で太陽1個分の質量を飲み込んでエネルギー

源として成長していることが判った。

これまで二発見されたブラックホールの中で、

最も成長が早いブラックホールで、その質量は

太陽の170億倍以上と想像を絶する規模。

ブラックホールが質量を飲み込む(ガスや

ちりを吸い込む)時に、その周辺には降着円盤と

呼ばれる円盤が生まれる。

その円盤内部では、物質同士の摩擦によって

温度が数十万度以上に上昇する。

そのため物質はプラズマ化してしまい、X線や

可視光線などの電磁波を放出するようになる。

それらが光り輝いてクエーサーの源となる。

J0529-4351は、直径7光年の大きさで、その

サイズも宇宙最大規模だった。

J0529-4351は、1980年から実施されたシュ

ミット望遠鏡による観測画像に写っていたが、

クエーサーとしては明るすぎるとして、40年

以上の間、銀河系内の恒星だと思われていた。

宇宙は、我々の想像の域を超越したスケールで

あると研究者も驚愕。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





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