アフリカから中東地域にかけて、旱魃や
少雨状態が続く中、中東では4月16日から
17日にかけて、アラブ首長国連邦やオマーン、
イランなどが集中豪雨に見舞われた。
年間降雨量が94・7ミリに過ぎないUAEの
ドバイでは、4月16日の24時間に年間降雨量を
大幅に上回る142ミリの豪雨に見舞われた。
また、国立気象センターは、UAE東部アル
アインでは、この日の午後9時までの24時間に、
平均降雨量の2年分を超える254ミリを観測。
元来、降っても僅かな量であるため都市部でも
十分な排水インフラが整備されていないため、
UAE各地で道路の冠水や洪水が発生して、
ビル街や周辺の住宅街も大洪水に見舞われ、
高級車が道路を列をなして流れてていた。
この豪雨に対して地元では、近年では年間
300回以上も航空機で人工的に雨を降らせる
[クラウドシーディング]が原因だとの指摘も。
UAE国立気象センターは、2000年代後半から、
クラウドシーディングと呼ばれる技術を導入し、
本格的に人工降雨の取り組みをしている。
航空機から雲に対して、塩などで構成される
結露材を散布し、雲の周囲の水分を取り込む
ことで、雨が降りやすくなるという仕組み。
だが、いくら人工的に雨を降らせるとは言え
1日で1年分や2年分を降らせるというのは
現実的ではない。
現在、人工降雨大国の中国を始め、米国や
メキシコなど50ヶ国以上が人工降雨に取組む。
中東地域の広範囲に豪雨が発生していること
から、やはり異常気象によるものだ。
イランでも、各地で豪雨による洪水が発生。
当局は、ワニが生息地から洪水で押し流されて
来るため、ワニの被害に注意を呼び掛けていた。
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