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2025年1月20日月曜日

地球温暖化は想定以上に進んでいるという

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
大 仏 池  東大寺



温室効果ガスには、二酸化炭素(CO2)、

メタン(CH4)、一酸化二窒素(N2O)、フロン

ガス等が含まれるが、最も排出量が多い

二酸化炭素(CO2)の世界の排出量は、2020年

では約314億トンだった。

環境省が、今年4月に公表した2022年度の

日本の温暖化ガス排出量は11億3500万トンと、

1990年度以降で最低だった。

2021年度比では2.5%減少した。

工場などの産業部門やサービス部門で、

二酸化炭素(CO2)の排出量削減努力が寄与。

世界の平均気温が、2023年には観測史上最高を

記録し、海水温は急上昇、氷河の融解も

驚異的な水準で進行している。

日本海の海水温の上昇は、大雪の原因にも。

最近発表された研究では、急速な温暖化に

一段の拍車がかかったのは、海上の低い位置に

発生する雲の不足が原因だったと指摘。

研究では、明るい色をした下層の雲の減少した

ことで、地球が全体に黒っぽくなり、これが

原因でより多くの太陽光を吸収することに

なって、温暖化が急速に進んでいるとする。

太陽の光を地球が反射する割合を表す現象は

[アルベド]と呼ばれる。

研究報告では、地球のアルベドは1970年代

以降減少し続けている。

その原因の一つとして、明るい色の雪や海氷が

融解していることを挙げている。

比較的暗い色の地面や水が地球の表面に

現れれば、吸収される太陽エネルギーは

増加し、地球の温暖化が加速されるとする。

明るい下層雲は、寒冷で湿った下層大気の中で

盛んに形成されるが、地球の表面温度が上昇

すればこれらの雲は薄くなるか、完全に

消滅することで、地球全体が黒くなり、その

結果、温暖化が加速する。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

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