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2025年1月28日火曜日

シベリア永久凍土に巨大陥没穴発生の原因

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
吉城川



2014年ごろから、ツンドラ地帯のシベリア

北西部のヤマル半島とギダン半島で、直径が

20mを超えるような大きな穴が20ヶ所以上も

見つかり、不思議がられた。

永久凍土の地面が吹っ飛んだような大穴に、

隕石の衝突穴だとする説も出されたが、

それにしては数が多すぎた。

やがて、永久凍土下で蓄積されていたメタン

ガスが爆発したことにより生まれた陥没穴で

あることが突き止められた。

最近、この陥没穴ができるメカニズムに

ついて新たな研究結果が発表された。

英ケンブリッジ大学などの研究チームが、

シベリアの特異な地形に注目した結果では

ツンドラ地帯の地面の下には、厚い永久凍土の

層があり、土壌や岩石、堆積物が氷によって

固められている。

その下には、メタンガスが固形化した[メタン

ハイドレート]の層が存在する。

この二つの層に挟まれた厚さ90cmほどの

空間に、塩分を含んだ凍らない水[クライオ

ペグ]が存在する。

気候変動に伴う気温の上昇で、最上部の

土壌の表層が解け、水が永久凍土を伝って

クライオペグに流れ込み、塩分を含んだ

クライオペグの層に浸透する。

だが、このクライオペグ空間に余分な水が

入る余地はない。

そのためクライオペグが膨張して圧力が増し、

地面に亀裂ができる。

亀裂ができたことで深部の圧力が急減して、

メタンハイドレートが損傷し、メタンガスが

爆発的に放出されて陥没穴が出来る。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





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