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2024年8月20日火曜日

日本列島の火山は並んでいる理由は?

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ハナモモ



l 日本列島は火山列島である。

太平洋プレートとフィリピン海プレートが

日本列島が存在する岩石層、マントルに沈み込む。

プレートの沈み込み帯では、上部プレート上に

火山を形成するマグマの発生が誘発される。

上部プレートのマントル内(マントルウェッジ)で

加水と減圧の2条件が同時に満たされると、

沈み込んで来たプレートの岩石が溶ける。

沈み込むプレートに含まれている水が、強い

圧力で絞り出され、ある程度以上の深さで

それをマントルウェッジに放出する。

また、沈み込むプレートに引きずられて、

上部プレートの下側(プレート境界周辺)には

下向きの動きが生る。

その反動として、マントルウェッジの中ほどでは

上向きの流れが生まれる。

溶けた岩石が深い岩石が深いところから浅い所へ

移動するので、減圧を受ける。

そこに、水が加わり、上昇流(減圧)が生じた

マントルウェッジでは、岩石が溶け易くなる。

溶けた岩石に水が加わりマグマが出来る。

同じ沈み込み帯であれば、加水と減圧という

2つの条件が満たされる深さは一定。

マントルウェッジ内の同じ深さで、マグマが

発生することになり、並んだ形で地上に

マグマが噴き出して火山列が形成される。

日本列島の火山列は、海溝と平行に並んでいる。

東北地方では、日本海溝から200〜300kmほど

離れたところに火山列があり、これより海溝

側にはマグマ活動が無いので火山は生まれない。

沈み込んでいるプレート(スラブ)は地下100Km

ほど沈み込んだところでマグマが形成され

火山が誕生する。

マントルの温度が低くて溶けないと蛇紋岩となる。

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2024年8月19日月曜日

カメムシだけでなくカゲロウやケバエも大発生

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バ ン ビ  奈良公園



l 夏の季節、嫌われ虫として、最近はカメムシの

大発生が取り上げられるが、昔からハエや

カが代表格。

だが、国内では突如大発生して戸惑わせる

虫にオオシロカゲロウがいる。

カゲロウの仲間は、水が奇麗な川でないと

生息しなので、厄介な虫だが発生源の川が

ひどく汚染されていない証でもある。

夜間、街灯などの照明に集まって来て乱舞して

いるケースが見られるが、ひどい場合は

朝に死んだカゲロウが道路に積もっていて

車が踏むとスリップして事故になるケースも。

特に、大きな川の橋のたもとに2~3cmも

積もることがあり、話題になったりする。

沖縄県では、ハエの仲間の[ヒイロトゲナシ

ケバエ]が2017年ごろから存在が確認されて

いたが、2021年に大発生し大きな社会問題に。

その後も、発生は見られるが大発生には

至っていないという。

韓国では、2022年に大発生して問題化したが、

24年6月にもソウル市内や周辺でも大発生して、

苦情が殺到したという。

この虫は、元来中国南部で生息していたのが、

台湾や韓国、遂には日本までやって来たようだ。

特に、特徴的なのは交尾した状態で飛び回り、

洗濯物や壁、時には部屋の中まで侵入するため

嫌われ者だが、海外では[ラブ・バグ(愛の虫)]、

[ハネムーン・フライ(新婚旅行バエ)]などと

ロマンチックな名前で呼ばれている。

発生源は、腐葉土や腐ったごみ、汚物などで

都市周辺部が大発生源になるようだ。

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2024年8月17日土曜日

リチウム電池EVから水素燃料自動車への道

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ギンリョウソウ



l 現在、世界を風靡しているリチウムイオン

電池は、EVのほか、電動自転車やスマート

フォンなどに多用されているが、電解質が

液体であるため、衝撃や高熱、損傷、劣化

などで爆発したり発火するなどで事故や

火災原因にもなっている。

日本は、リチウムイオン電池生産では韓国や

中国に出遅れており、EV生産は中国が米国を

抜いて世界市場を席巻している。

だが、日本では安全性が高く持続性を備えた

全固体リチウム電池開発が進んでおり、27年の

市場販売開始計画が着々と進んでいる。

液体から個体へと、リチウム電池の世代交代が

近づくが、全個体電池の先に控えるのが水素。

この水素を燃料にした水素燃料自動車(FCEV)では

韓国が先行している。

2022年には、現代自動車がFCEV[NEXO]を

1万500台余を販売した実績を持つ。

一方の日本ではトヨタがFCEVを生産して

いるが[MIRAI]の販売台数は4000台弱。

23年度でも、現代自の販売実績は4500台余に

低下したが、トヨタの販売台数は4000台余止まり。

現代自はHVやEV生産に集中化しているようだ。

韓国に比べて、日本の国内販売がの伸びない

のは、高価なうえ安全性の不安、加えて

国内180ヶ所ほどしかない水素ステーション。

これでは、MIRAIの普及を図るにも限定的に

なってしまい、富裕層の趣味の域に止まる。

全個体電池EVに次を賭けるトヨタにしてみれば

FCEVはちょっと横に置いといてだろう。

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2024年8月16日金曜日

7月下旬 秋田・山形県で線状降水帯の豪雨

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バンビ



l7月25日ごろから降り始めた山形県から秋田県

一帯の大雨は1週間ほど続いて大きな被害が発生。

山形県では、最上川など複数の川が氾濫し、

住宅への被害は833軒にのぼたとする。

山形県の農林水産分野への被害は約60億円に。

秋田県南部の由利本荘市では、市内を流れる

子吉川や支流の川が氾濫したため、 およそ

700棟住宅に床上床下浸水被害が発生した。

線状降水帯発生による24時間雨量の頻度は、

秋田・山形の多くの観測点で過去最高を記録。

秋田県南部で[10~100年に1度]、山形県では

最上川流域を中心とした広い範囲で[100年

以上に1度]とされる規模の降雨量であった。

7月24日から27日にかけての3日間、72時間の

降水量は山形県では真室川市 457.0mm、

新庄市 420.5mm、最上町 411.5mm、

酒田市で407.5mmを記録し、秋田県では

由利本荘市と北秋田市で286.5mmを記録した。

また、北秋田市阿仁合では、1時間降水量で

94.5mm(7月25日午後10時1分)の豪雨を記録。

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2024年8月15日木曜日

7月 佐野市で41.0℃ 米国西海岸でも猛暑

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ギ ン リ ョ ウ ソ ウ



l 7月29日午後2時、栃木県佐野市で41.0℃を記録。

この日は、群馬県館林市と静岡県浜松市では、

これに次ぐ40.2℃の最高気温を記録したほか、

群馬県伊勢崎市で40.1℃、茨城県古河市と

埼玉県熊谷市で40℃を記録するなど関東を

中心に記録的猛暑日となった。

7月7日に、静岡市で40℃を記録するなど

西日本を中心に猛暑日が続いたが、9日には

幾分暑さが和らいでいたが、19日ごろから

再び暑さがぶり返した。

気象庁の発表では、29日は全国914の観測

地点のうち255地点で35℃を超え、この夏の

最も暑い日となった。

これまでの国内最高気温は41.1.℃で、18年

7月23日に熊谷市で、20年8月17日には静岡県

浜松市で観測している。

米本土でも、7月としては記録的な猛暑が続き

熱中症とみられる死者が続出した。

世界に知られる暑い場所、米カリフォルニア州

デスバレーで、7月6日に53.3℃を記録し、

世界最高気温に迫る暑さを記録。

全米の約100都市で観測史上最高を記録した。

前例のない記録的な猛暑が長期間に亘って

続いた西部では特に死者が多く出て、カリ

フォルニア州サンタクララ郡だけでも少なく

とも19人の死亡。

また、アリゾナ州フェニックスでは9日以来、

最高気温が43℃を超え、最低気温が32℃を

下回らない日が続き、数十人が死亡しとされる。

米国立気象局(NWS)は、この猛暑について

上空の高気圧が熱い空気を押し下げてドームの

ような形を作り、熱を閉じ込めるヒート

ドーム現象によるものと説明している。

日本では、太平洋九気圧の上に大陸からの

チベット高気圧が布団のように覆い被さって

いると説明されている現象に当たるだろう。

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2024年8月14日水曜日

北朝鮮 鴨緑江で氾濫 洪水被害が広がる

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ウツギ



l 韓国では、7月15日から17日午前までに、

京畿道・坡州市で640mmの降水量を記録。

同日未明には、軍事境界線をまたいで流れる

臨津江にある黄江ダムで下流の韓国側に

通告しないまま放流し、下流域が被害に。

この、北朝鮮でも7月中旬から降雨続いた。

台風3号から変わった温帯低気圧の影響もあり、

27日に北朝鮮北部で豪雨があり、中朝国境を

流れる鴨緑江が一部で氾濫した。

中朝国境に近い新義州市と義州郡では4000戸

以上の家屋が浸水し、農地約3000haのほか

多くの公共の建物、施設、道路も冠水。

治水インフラが未整備な地域であるため

一帯が湖のような状態になり、金正恩が現地

視察で水漬けの車やゴムボートに乗る姿や

膝まで泥水漬かる中を歩く姿が報じられた。

救助活動を指導した金正恩は[主要職幹部の

怠慢思想と要領主義が深刻な域に達した]と

防災当局などを叱責(しっせき)したという。

一方、出動した空軍のヘリコプター約10機で

それぞれ20回以上往復し、約4200人を救出した

ことには将に奇跡だとパイロットらを称賛。

韓国メディアは、この洪水で死者と行方不明者は

計1500人に上ると報じ、韓国政府は北朝鮮に

対し、洪水による[北朝鮮の被災者]に対して、

人道支援を[至急提供]する用意があると発表。

これに対して死者が出たなどとデマを流して

いるとして、[大韓民国のくずどもの常習的な

手口と卑劣さ」を痛烈に批判。

中国との交易の要衝の洪水で貨物輸送は止まり

排水には長時間を要する上、田畑の被害により

今年の食糧の不足は深刻化するとの指摘も。

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2024年8月13日火曜日

台風3号福建省に上陸 5月から相次ぐ洪水禍

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バ ン ビ  奈良公園



台風3号(ケーミー:中国語表記[格美])は、

中心気圧965hPa、最大瞬間風速55m/sの

勢力を保って台湾東北部に上陸後、25日には

台湾海峡を横切り、強い勢力を維持したまま

中国南東部の福建省に上陸した。

7月27日午後9時に中国大陸で熱帯低気圧に

変った後も中国本土を北上。

5月以降に度重なる豪雨に見舞われて来た

中国南部地方を襲い、各地で洪水被害が発生。

国営新華社通信は8月1日、南部湖南省の資興で

洪水により少なくとも30人が死亡、35人が

行方不明となったと報じた。

また、湖南省の121万人が被災したと報じた。

高地や沿岸部では最大400mmほどの降水量が

あり、各地で大きな被害出た模様だが、

被害の報告などが少ない全体の被害規模は不明。

習近平は、5月以降、中国各地で大雨による

山崩れや道路の崩落、堤防の決壊など大規模な

災害続きで、多数の死者が出るケースが

相次ぎ、対策を最優先させる姿勢をアピール。

5月以降の豪雨による主な災害報道は、

1日午前2時過ぎ、広東省梅州の高速道路で、

路面が突如崩れ、多数の車が巻き込まれた。

48人の死亡が確認され、30人が負傷した。

6月には、中国南部の広東省、福建省などで

1週間以上に及ぶ記録的な大雨で発生した

洪水により、20日までに13人が死亡し、

17人が行方不明になった。

景勝地の広西チワン族自治区の桂林では20日、

警戒水位を2.88m超える30年に一度の洪水が発生。

7月19日は、中国北西部・陝西省商洛市で、

豪雨の影響で高速道路の橋の一部が崩落。

20日までに車25台が転落 12人死亡31人不明。

また、7月初めからの長江の増水により、

6日までに中国の淡水湖としては2番目に大きい

洞庭湖の堤防が220mにわたって決壊し、

農地や住宅に大規模な浸水被害が出て、

7680人が避難したと報じられた。

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