カワウの異常繁殖で困らされているのが琵琶湖。
琵琶湖の北部に、信仰の島、竹生島がある。
古来、神の住む島として信仰があった竹生島に、
奈良時代に行基上人が竹生島宝厳寺を開き、
四天王像を安置したことで竹生島信仰が始まる。
現在は西国三十三ヶ所観音霊場の第三十番札所。
元々琵琶湖に、カワウはほとんどいなくて
サギが多かったようだ。
昭和後期から平成初期にかけて,豊富な
餌場が近い竹生島に営巣が急増し、特に捕獲
禁止になってからカワウが急激に増加して,
森林被害 が深刻化した。
滋賀県によると、2008年9月には約7万5千羽を
数え、カワウによる漁獲や森林などへの
被害が深刻化したため、2009年から捕獲に
よる個体数調整が開始された結果、2012年春
には1万羽を下回るまでに減少した。
2022年(令和4年)には17,451羽と増加傾向で
あるが、最近はねぐらを周辺の河川沿いに
移す傾向が強まっているため、全体数は増加。
カワウの糞尿による樹木の枯死や悪臭、
騒音などの被害が拡大し、当該自治体は
対策に苦慮している。
元来、縄文時代からサギ類やカワウなどは、
食用になっており,江戸時代にも広く食用と
され、卵も重宝された。
最近では、川や池で魚を追うカワウが、
普通に見かけられる。
カワウにとって、小魚が豊富に獲れて、
ねぐらになる森や林が多い日本は天国なのだ。
取分け、堀のよって隔絶されている古墳は
別天地になっている。
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