昼間の厚さから解放されて、涼しい川風を
袖から取り込みながら、川辺で鵜飼を楽しむ
のは、夏の最高の納涼観光だろう。
現在、全国で10数ヶ所で鵜飼が行わている。
特に、有名で格式が高いのが、宮内庁式部職で
ある鵜匠によって行われている長良川の鵜飼。
その歴史は、奈良時代、1300年ほど前まで
遡り、また、5世紀末とされている古墳から
首に紐を付けられた鵜が、魚をくわえいる
姿を表した[鵜形埴輪]が出土していることから、
この頃には基本的には現在に近い鵜を用いた
漁が行われていたのだ。
正倉院文書の美濃国の大宝2年(702年)の戸籍に、
鵜養部の名が見えることから、この頃には
鵜飼を生業とする集団が存在したようだ。
鵜飼に使用される鵜は、日立市から供給されて
おり、カワウは賢く、機敏なのでウミウが
使われているという。
長良川の鵜匠は[宮内庁式部職鵜匠]という
非常勤国家公務員で、世襲制だとされる。
鵜の訓練や鵜飼いの時に舟頭を雇うなど
伝統技能を守る経費を賄うために、国からの
給与と地方自治体からの支援が行われている。
このほか、宮内庁には千葉県に鴨場があり
毎年、内閣や議員、外国の外交官を招いて
鴨猟がおこなわれいる。
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