カムチャツカ半島沖の地震は、太平洋
プレートが大陸の北米プレートの下に沈み
込むプレート境界で発生する海溝型地震。
太平洋プレートが沈み込む速さは平均で
年8~9cmとされている。
今回の地震は、長さ400~600Kmほどの
海溝の断層が10m前後と、73年前と同じ
程度ズレ動いたと考えらている。
10mズレ動いたとすれば、110~120年分に
なるが、73年ならば5~6mほどなので、
このレベルの歪で、M8・8の地震が発生した
ことに専門家は困惑しているのだ。
これまでの、プレート境界で発生する大地震は、
周期性をもって発生すると理論づけられて
きたが、今回の地震発生は、その理論では
説明が付かないのだ。
巨大地震が発生すると、次の巨大地震発生まで
ひずみが溜まり続ける期間の静穏な期間が
長く続くという考え方の[時間予測モデル]に
基づいて、次の巨大地震発生の確率が算定される。
だが、計算上で理屈に合わない短期間に、
巨大地震が発生するとなると、これまでの
予測モデルを考え直さねばならないことになる。
30年間に発生する確率が80%とした南海
トラフ巨大地震については、確率を見直せば
変動の幅は大きくなるだろうが、防災対策が
進んでいるので大きな影響は生じないとする
のが政府の地震調査委員会の考え方のようだ。
だが、地震発生の[時間予測モデル]で算出された
確率が、果たして科学的根拠に基づいた
信頼性の高いモノなのかどうかも、考え直す
必要があるのではないか。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
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