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2025年9月6日土曜日

地震の[時間予測モデル] 科学的根拠が揺らぐ

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
姫 リ ュ ウ キ ン カ 



カムチャツカ半島沖の地震は、太平洋

プレートが大陸の北米プレートの下に沈み

込むプレート境界で発生する海溝型地震。

太平洋プレートが沈み込む速さは平均で

年8~9cmとされている。

今回の地震は、長さ400~600Kmほどの

海溝の断層が10m前後と、73年前と同じ

程度ズレ動いたと考えらている。

10mズレ動いたとすれば、110~120年分に

なるが、73年ならば5~6mほどなので、

このレベルの歪で、M8・8の地震が発生した

ことに専門家は困惑しているのだ。

これまでの、プレート境界で発生する大地震は、

周期性をもって発生すると理論づけられて

きたが、今回の地震発生は、その理論では

説明が付かないのだ。

巨大地震が発生すると、次の巨大地震発生まで

ひずみが溜まり続ける期間の静穏な期間が

長く続くという考え方の[時間予測モデル]に

基づいて、次の巨大地震発生の確率が算定される。

だが、計算上で理屈に合わない短期間に、

巨大地震が発生するとなると、これまでの

予測モデルを考え直さねばならないことになる。

30年間に発生する確率が80%とした南海

トラフ巨大地震については、確率を見直せば

変動の幅は大きくなるだろうが、防災対策が

進んでいるので大きな影響は生じないとする

のが政府の地震調査委員会の考え方のようだ。

だが、地震発生の[時間予測モデル]で算出された

確率が、果たして科学的根拠に基づいた

信頼性の高いモノなのかどうかも、考え直す

必要があるのではないか。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





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