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2025年9月1日月曜日

南欧はなぜこんなにも暑いのか

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
堤 の ツ バ キ



今年のヨーロッパは、これまで以上に暑い

夏となり、人々は暑さ対策に苦闘している。

6月末に、スペインとポルトガルで45.8℃、

46.6℃を記録するなど、灼熱の夏となっている。

この暑さの原因について専門家は、先ず

地中海の海水温が以前より3℃上昇している。

また、北アフリカにある高気圧が地中海を

越えて南欧の上空に張り出して覆い、ヒート

ドームを形成することが大きな要因だとする。

上空の気温が21℃から24℃と暑く、地中海

からの温かい水蒸気を含み、暑さが一段と

厳しくなるという。

また、近年、気候変動によってジェット気流が

弱まり、蛇行してヒートドームが発生し易く

なっており、南欧に留まり易くなっている。

更に、北極が温かくなっていることで、北

からの冷えた空気の流れが弱まっており、

陸地が広がるヨーロッパは、太陽熱で熱され

易いのも原因だとされる。

フランスを始めとするヨーロッパ各国では

夏は冷涼で、過ごしやすく、冷房機器は不要の

生活習慣が根付いているため、日本では

普及率が91%と高いクーラー設置も、10%

程度だとされる。

この暑さで、扇風機は品切れが続いているが、

急激な気候変動のためクーラー設置は追い

つける状態ではない。

北アフリカの砂漠の熱気を含んだ高気圧が

南欧の上空に張り出してくると熱風となる。

この暑さで、2003年にはヨーロッパ全体で

7万2000人が亡くなり、2023年にも4万7000

人が命を落としているとされる。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





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