今年のヨーロッパは、これまで以上に暑い
夏となり、人々は暑さ対策に苦闘している。
6月末に、スペインとポルトガルで45.8℃、
46.6℃を記録するなど、灼熱の夏となっている。
この暑さの原因について専門家は、先ず
地中海の海水温が以前より3℃上昇している。
また、北アフリカにある高気圧が地中海を
越えて南欧の上空に張り出して覆い、ヒート
ドームを形成することが大きな要因だとする。
上空の気温が21℃から24℃と暑く、地中海
からの温かい水蒸気を含み、暑さが一段と
厳しくなるという。
また、近年、気候変動によってジェット気流が
弱まり、蛇行してヒートドームが発生し易く
なっており、南欧に留まり易くなっている。
更に、北極が温かくなっていることで、北
からの冷えた空気の流れが弱まっており、
陸地が広がるヨーロッパは、太陽熱で熱され
易いのも原因だとされる。
フランスを始めとするヨーロッパ各国では
夏は冷涼で、過ごしやすく、冷房機器は不要の
生活習慣が根付いているため、日本では
普及率が91%と高いクーラー設置も、10%
程度だとされる。
この暑さで、扇風機は品切れが続いているが、
急激な気候変動のためクーラー設置は追い
つける状態ではない。
北アフリカの砂漠の熱気を含んだ高気圧が
南欧の上空に張り出してくると熱風となる。
この暑さで、2003年にはヨーロッパ全体で
7万2000人が亡くなり、2023年にも4万7000
人が命を落としているとされる。
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