今年の日本の平均気温は平年と比べて2.36度
高く、気象庁が1898年(明治31年)に統計を
取り始めてから最も高い夏だった。
7月30日に、これまで国内で上位に入る高い
気温を記録することのなかった兵庫県や
京都府の観測点の多くで異常な高温を記録。
なかでも、丹波市での41・2℃の記録に仰天。
京都市内の暑さは、常に近畿地方ではトップの
坐を占めているが、この日の記録には山間部の
町の名が多く並び、過去最高気温を記録。
原因として挙げられたのがフェーン現象。
2018年の埼玉県熊谷市と2020年の静岡県
浜松市で記録した41・1℃を上回り、国内観測
史上最高気温を記録したのも束の間、1週間
足らずの8月5日に群馬県伊勢崎市で41・8℃を
観測し、再び国内観測史上最高気温を更新。
この日は、14観測点で40℃を記録している。
更に、この夏は、40℃を超える気温を記録した
日が9日も出る異常な高温続きの夏だった。
地域別で見れば、北日本が特に高く、平年を
3・4度上回っているほか、東日本は2・3度、
西日本も1・7度上回った。
いずれも地域別の統計を取り始めた1946年
(昭和21年)以降で最も高くなった。
原因として気象庁は、偏西風が北に偏った
ことに加え、フィリピン付近やインド洋付近で
積乱雲の発生が非常に活発であったことで、
太平洋高気圧とチベット高気圧の勢力が強く
なったを指摘している。
また、関東地方の南の海域の海水面温度が
30℃にまで上昇し、陸上の暑い空気が滞留し、
暖められた空気の逃げ場がなかったこともある。
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