2021年(令和3年)、滋賀県の平均寿命は
86・3才となり、全国1位に躍進した。
滋賀県の平均寿命は1990年には、79・4才で
全国21位だったのが、2021年には86・3才と
30年間に6・9歳も伸びて、それまでのトップで
あった沖縄県を抜いて1位に躍り出た。
その躍進の原動力となったのが喫煙率の
低下だと説明されている。
2001年に県が策定した[健康しが推進プラン]で
男性の喫煙率について[10年後までに半減する
のが望ましい]とする数値目標を掲げた。
この数値目標策定の中心になった県職員は、
その前年の00年に厚生労働省が策定した計画
[健康日本21(21世紀における国民健康づくり
運動)]の検討会の委員でもあった。
委員たちは、国の計画でも[喫煙率半減]を
盛り込もうとしたが、案の段階では入って
いた数値目標は、最終的には撤回された。
理由は、たばこ業界の反発を後押しした
利権保持グル―プの圧力に押し切られたのだ。
日本国内で独占的にタバコを製造販売する
JT(日本たばこ産業株式会社)は、日本国内の
禁煙の機運の盛り上がりに押されて、積極的に
海外企業を買収して業容を拡大し、現在
売上の6割は海外事業であり、タバコ関連
企業では世界第3位の規模となっている。
現在のJTの主要市場は、日本、フィリピン、
台湾、イタリア、スペイン、英国、ロシア、
ルーマニア、トルコなど。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
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