ページ

2007年12月9日日曜日

落ち葉の絨毯



満月とフクロウ (油絵 : 10号)



落ち葉が盛んなこのシーズンとなると、木々の多い
神社やお寺、とりわけ人通りのある並木沿いの地域では
毎日の落ち葉掃除が大変な作業になります。

大きな寺社で、講の人などがあれば、奉仕の人たちが出て
落ち葉の掃き集めをしている場面を見ますが、人手の無い
所や、規模の大きい広い寺社などでは、文明の利器の排風器
が出番になっているところも少なくありません。

特に階段の掃除には、排風器は重宝なようです。
箒で掃除をする巫女や禰宜さんの上から、紅葉した葉が
舞い落ちてくる情景は、絵画の世界でしょうか、日課とはいえ
掃いても掃いても、際限なく落ちてくる落ち葉に対しては、
諦めで対応するしかないようです。


落ち葉が綺麗に掃き取られている道では、通行人には
安全な通りですが、人手の入らない場所では、安心して
通ることが出来ません。

先日、落ち葉の積もった土手の並木道を自転車で
走っていて前に水溜りがあって、急ブレーキを掛けました。
途端に見事にスリップして、横転寸前、タイミングが
悪ければ、水溜りで泥だらけになっていたかも判らない
ことでした。

落ち葉で隠れている所は、滑る危険があるだけでなく、
下に何が隠されているか判らないので、落ち葉が積もっている
草むらや木の下では充分な注意が必要です。

落ち葉の絨毯は、初冬の風物詩ですが、絨毯の下に潜む
危険には、「備えよ常に!備えあれば憂いなし」です。
非常持出袋の準備は出来ていますか?




0 件のコメント: