凱旋門のある通り 油絵 10号
もう日本では、特に関西では死語になって
しまっていると思われる言葉に「ムギ踏み」
があります。
丁度、寒の頃で、畑に霜柱が立つ頃は、
ムギの成長に備えて、ムギ踏みをするのが
子供の仕事でもありました。
学校へ行く前のひと時を、ムギ踏みをする
仕事としてやらされた覚えのある人も
おられるでしょう。
霜柱で浮いたムギをしっかりと根付かせる
のが目的でした。
ムギの植えられた幾つかの畝を踏んでから
登校する時代でした。
最近は、麦畑を見かけなくなってしまいました。
今では大麦類の自給率は10%を切っていて
8%以下のようです。
絵画や詩歌の世界ではお馴染みであった、
麦秋という言葉も使われなくなったのでは
ないでしょうか。
ムギ畑を見る機会がなくなってきて、また
その上に地球温暖化が進んで、霜柱さえ
見る機会が減ってくると「ムギ踏み」が死語
になっても当然でしょうね。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
安全と安心の非常持出袋の準備は?
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