10月も最終の週に入って一気に寒さが増してきた。
木枯らし一番が吹き、気温は11月の中旬から12月の
始めの非常な冷え込みようだ。
夏の扱った温度分だけ、冬は寒くなり年間の平均気温は
平衡を保つ、と自然はバランス感覚を備えて差配して
いるのだと割り切りましょう。
それにしても、こんなに急な冷え込みとなると心配なのが
インフルエンザの流行。
今のところ流行の兆しはないようだが、予防注射に
ついての積極的な話が出てこないのが気に掛かる。
任意で予防接種を受ければ数千円も掛かるので、とても
一般家庭ではおいそれとは行かない。
児童手当の支給の話題がお母さん方の関心の的だが
それより先に、支給額の半月分で可能な子供への無料
接種を施すことに、何故頭が回らぬかと合点がゆかぬ。
インフルエンザだけではなく、日本は麻疹(はしか)の
輸出国だと世界から名指しされ、脳炎に対するワクチン
投与にも無関心だと先進国の中では、恐ろしいほど
ワクチン行政に後ろ向き姿勢を備えた後進国なのだ。