夕映えの富士山 油絵 10号
生物の多様性を考え、多様な生物の生息の環境を守り、
後世に伝えようることに備えた、国連の「生物多様性
条約締約国会議」(COP10)が10月18日から名古屋で
開催されることになり、生物の多様性が話題になっています。
特に日本の近海は世界で有数の多様な生物が生息する
環境を備え、世界に生息する約25万種の海洋生物の内
4万種ほどにもなることが確かめられています。
8月には久米島の沿岸で見つかっていたサンゴの群集は
深海に生息する「ヤセミドリイシ」という枝状サンゴだけの
群集であり、その生息範囲が200mx300mにも及び
更に1kmほども伸びいる世界有数の規模を備えている
ことが確認されて、大きな話題となっています。
普天間基地の移転先の有力な案が、海岸に隣接した
サンゴの海を埋め立てて造る案だけに、問題ありです。
多様な生物だけでなく、レアアースだけでなく資源がない
ことが日本に泣き所ですが、独立行政法人海洋研究
開発機構が運用する海底探査船「ちきゅう」が沖縄本島の
北にある伊平屋島沖の海底で厚さが100mで半径が
10Kmの広大な容量を備えた熱水域が発見しています。
熱水鉱床には金、銀、水銀などと共に、マンガンやコバ
ルトなどの貴重な金属類が含まれており、沖縄の近海は
世界でも有数の資源を備えた宝の海となっています。
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