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2011年3月5日土曜日

所帯当り消費支出も減少

ひまわり畑  油絵  10号


今年の1月の1所帯(1人暮らしを除く)当りの

消費支出が4カ月連続で減少したという記事が

ありましたが、収入が増えず、増える見込みが

ない以上、支出が増えるわけがない。

当たり前のことだが、当たり前に受け取れず、

少なからず腹立たしさを覚えるのは、しがない

所帯主のひがみか。

先が見えぬ限り、余裕が有る無しに拘らず、

少しでも明日の生活に備えて、支出を抑えるのは

当然の自己防衛であって、これが貯蓄は増えても

支出が減る結果に結びつく。

解決策は一つ、雇用を増やし、給与を上げて

少しでも家計を潤して、買いたいものにお金が

使えるようにすること。

今年の春闘の動きを見てみると経営者側も、

少しはデフレがこたえて来たのか、或いはこの

ままでは優良企業の日本脱出に結びつく懸念が

強くなって来たのか、がむしゃらさが薄れている。

生活保護所帯ばかりが増える社会は困ったもの。

明日に備えた経済の舵取りをしっかりして欲しい。

ない袖は振れぬと開き直っている時ではない。

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