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2011年3月25日金曜日

水道水から放射性ヨウ素が

流沙浄土辺  油絵



東京都を始め千葉県や埼玉県でも水道水から

放射性ヨウ素131が検出されたため、安全性

確保に備え乳幼児に対し摂取制限が出された。

放射性ヨウ素は体内に入ると、その内の5~

10%は甲状腺に蓄積されて放射線を出して、

甲状腺がんを引き起こす。

これを防ぐために、放射性でない、安定ヨウ素の

錠剤を事前や被曝直後に服用してヨウ素成分を

甲状腺に蓄積させて、体内に入って来た放射性

ヨウ素が蓄積される余地を無くして、速やかに

体外に排出させるのが有効な予防法だとされる。

厚労省が基準とする暫定規制値では、牛乳や

飲料水では1リットル当たり300ベクレル。

乳幼児に対しては100ベクレルの基準を設けて

より厳しく安全性に備えている。

放射性ヨウ素の放射線の半減期は8日なので

210ベクレルの水であれば、1週間ほど冷蔵庫

などで保管すれば安全な状態になる。

牛乳は、2000ベクレル程度であってもバターや

チーズなどに加工して保管すれば、1カ月余り

後には暫定規制値以下になる。

一生摂取し続けても健康に影響を及ぼさない

目安が暫定規制値なので、これを2~3倍超え

たからと言って、即危険だとするものではない。

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