東京都を始め千葉県や埼玉県でも水道水から
放射性ヨウ素131が検出されたため、安全性
確保に備え乳幼児に対し摂取制限が出された。
放射性ヨウ素は体内に入ると、その内の5~
10%は甲状腺に蓄積されて放射線を出して、
甲状腺がんを引き起こす。
これを防ぐために、放射性でない、安定ヨウ素の
錠剤を事前や被曝直後に服用してヨウ素成分を
甲状腺に蓄積させて、体内に入って来た放射性
ヨウ素が蓄積される余地を無くして、速やかに
体外に排出させるのが有効な予防法だとされる。
厚労省が基準とする暫定規制値では、牛乳や
飲料水では1リットル当たり300ベクレル。
乳幼児に対しては100ベクレルの基準を設けて
より厳しく安全性に備えている。
放射性ヨウ素の放射線の半減期は8日なので
210ベクレルの水であれば、1週間ほど冷蔵庫
などで保管すれば安全な状態になる。
牛乳は、2000ベクレル程度であってもバターや
チーズなどに加工して保管すれば、1カ月余り
後には暫定規制値以下になる。
一生摂取し続けても健康に影響を及ぼさない
目安が暫定規制値なので、これを2~3倍超え
たからと言って、即危険だとするものではない。
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