リビアでの動乱が内戦の様相を呈して、長期化
する可能性を備えて来ている。
リビア産の原油に頼るヨーロッパでは、原油価格が
高騰しており、北海産の原油価格が1バレル当り
115ドル超にまで跳ね上がっている。
一方、NYの原油市場でも同様に100ドルを超に。
リビアからの輸出が止まった量については、増産
余力を備えているサウジアラビアが、400万バ
レルまでの供給が可能と発表したので、総量と
しては心配が無いものの、他の産油国などへの
波及の可能性もあることを材料に、投機資本が
原油市場に流れ込んで相場をあおっている。
このため、国内のガソリン価格も急騰し一気に
1リットル当たり6円50銭高の145円50銭に。
中東の産油国での不安要素が容易に消えそうに
ないところに加えて、今年の年間の自動車
販売台数が2000万台にも達しそうな急速な
モーターりゼーションが進んでいる中国の原油
輸入量が増加し続けており、値上がりの最も
大きな要因となっているだけに、暫くはガソリン
価格の値下がりは期待できそうにない。
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