死亡率が高く、また命は助かったとしても、深刻な
後遺症をもたらします。
これらの病気は、麻疹(はしか)に次いで死亡者の
多い病気として恐れられて来ました。
細菌性髄膜炎は乳幼児が鼻や咽喉に持っている
細菌のヒブ菌が血液に入り、脳の髄膜に侵入して
増殖し、炎症を起こさせて発症します。
不幸にして発症すると、死亡率が5%にもなり、
治っても2割ほどに難聴などの深刻な後遺症が
出る恐ろしさを備えています。
これらの病気にはヒブワクチンが非常に有効で
あるため、1998年に世界保健機関(WHO)は
ヒブワクチンの接種を勧告しました。
現在では欧米などの先進国はもちろんのこと
多くのアフリカ諸国を含む120カ国以上で公費に
よって接種が行われています。
日本では、やっと2008年12月に、欧米に遅れる
こと15年で任意接種が認可されました。
しかし、今年3月始めたのワクチンと同時接種した
乳幼児5人が死亡したため、原因調査の必要も
あり、急遽ヒブワクチンの接種が見合されています。
専門家の意見では、乳幼児突然死症候群など、
別の要因の可能性もあるとのことです。
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