湖畔の秋 油絵
金余りで行き場を失った資金が不動産バブルを
引起し、日本でいうマンション転がしも転がる
先がなくなって、最近では暴落が始まった。
地方の田畑の中に建つ高層マンションの多くは
夜になっても明かりが点かない幽霊館となった。
インフレに備えて金買いに殺到した資金は
今度は、宝石類、中でも中国では古来、最も
珍重される翡翠に資金が向かっている。
古代の玉(ぎょく)は翡翠と呼ばれ、霊気を備える
神聖な石として、王のシンボルである玉璽に
使用されていた。
古代からタクラマカン砂漠南部の僻地の和田
(ホータン)から産する玉は、和田玉と呼ばれて
特別な品位を備えていて、特別に珍重された。
2000年ごろには1g当り、20~30元(250~
375円)程度のものが、今では1~2万元に。
翡翠村と呼ばれる広東省のある市では、42万
人の人口のうち1/3が翡翠の売買で生計を立て、
連日5千軒以上の店に、全国から投機で金儲けを
目論む人が押し掛けて街が沸騰していると言う。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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