世界保健機関（WHO)の発表では、８月１０、１１
日の２日間で５６人がエボラ出血熱により死亡し
合計死者が１０６９人となったと発表した。
感染者が多発しているリベリアだけで医師と
看護師だけで６０人ほどが死亡したという。
感染防止に備え、多くのボランテイアも参加して
いるが、ウィルスの感染力が強いため、彼ら中
からも多くの犠牲者が出ている。
米疾病対策センター（CDC)によれば、米の製薬
会社が開発中のワクチンがエボラ出血熱に対して
一定の治療効果を備えていると発表した。
だが、臨床実験も終えていず、安全性の確認も
されていないにも拘らず、患者に使用し、効果が
得られたため、瞬く間に在庫がなくなるなどと
医療現場では切羽詰まった状況になっている。
また、日本の製薬会社が開発したインフルエンザ
用の薬にも効果が認められると伝えられている。
WHOでは、投与による安全性などが認められて
いない未承認の薬でも、一定の条件下で使用を
認める方針を明らかにしている。
WHOでは使用について患者の同意を得ると共に
投与による患者の容態の経過や効果のデーター
を全て公開し、共有することを求めている。
アフリカ最大の人口を有するナイジェリアで今後
感染が広がる事態となれば、パンデミックとなる
可能性もあるだけに喫緊の封じ込めが必要だ。
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