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2014年12月23日火曜日

うがいはヨード薬より水道水が効果的

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
マリーゴールド



インフルエンザの予防には手洗いと「うがい」が

欠かせないことは十分理解されている。

最近はうがいに用いるうがい薬として市販されて

いる「ヨードうがい薬」が市民権を得ている。

ヨードうがい薬は、溶液1ml中にポピドンヨードと

いう有効成分を70mg(約7%)含み、エタノール、

l-メントール、サッカリンNa、香料などの薬用添加

物が使用されている。

有効成分のポピドンヨードはヨウ素(ヨード)をポリ

ビニルピロリドンという化学物質に結合させている。

うがいの際にポピドンヨードから分離されたヨウ素が

細菌やウイルス、真菌(カビ)に対し殺菌効果を示す。

更に、これまでの研究では、エイズウイルスやB型

肝炎ウイルスにも有効性を備えていることも判明。

「ヨードうがい薬」は予防薬としては非常に有効で

あるとの判定を受けてはいるが、京都大学健康科学

センターが行った調査結果で意外な事実が判明した。

全国18地域の387人の協力を得て、「特にうがいを

しない群」、「水道水でうがいをする群」、「ヨード液で

うがいする群」の3グループに分けて1日3回以上

2ヶ月間うがいを行った。

うがい液は説明書通りの、溶液2~4mlを水約60mlで

希釈し、また水道水群は水60mlを用いた。

実験結果では、「特にうがいをしない群」の風邪の

発症率は、1ヶ月当り100人中26.4人で、「水道水で

うがいをする群」は17.0人とうがいの有効性を証明。

だが、「ヨード液でうがいをする群」は23.6人だった。

水道水群より劣り、うがいをしない群に近かった。

原因として、咽喉に居る常在菌を滅菌し、侵入した

ウィルスや雑菌に冒されやすくしたこと、或いは

ヨードが咽喉の粘膜を傷つけたことを挙げている。

殺菌力を備える塩素成分を含む水道水でこまめに

うがいをすることが最善のインフル予防策となる。

 備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?





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