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2015年1月6日火曜日

50万年前の貝殻に「彫りもの」発見

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
タマスダレ



インドネシアの東ジャワ州を流れるソロ川沿いに

1891年、オランダ人古生物学者、ユージン・デュ

ボア氏がジャワ原人を発見したトリニール(Trinil)

遺跡が存在する。

ジャワ原人は約190万年前~約15万年前に生息

していたヒト科のホモ・エレクトスあるいは「直立人」

と定義づけられている。

彼らは鈍く、感性を備えない頭が悪いと考えられ

いたが、今回の発見でこうした見解は覆えされた。

トリニール遺跡で収集されていた貝殻の再調査を

実施した結果、貝殻は45~54万年前と判明した。

貝殻はカラスガイで、化石166個を詳細に調べた

結果、一つの貝殻の縁が磨かれ、滑らかになって

いることが判り、この貝殻を道具として使用して

ものを切ったり、擦ったりしていたことが判った。

また1/3ほどの貝殻の貝柱の位置に容易に開く

ための細い穴が開けられていることも確認された。

更に別の貝殻には、サメの歯などの先が鋭く尖った

ものでジグザグ模様の溝が刻まれていた。

この模様は、これまで最古とみられていた彫りもの

より30万年以上もの古さを備えた彫刻物となる。

専門家の話では、ジャワ原人は幾何学模様を

描けるレベルの認知行動と神経運動能力を備え

いたと考えられとしている。

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