2014年から15年にかけてのインフルエンザ流行期の
ピークとなったのは1月の厳寒期だった。
全国の医療機関を訪れた患者数が200万人を
上回る週が3週間続く近年稀な大流行をみた。
国立感染症研究所は毎年実施しているワクチンの
効果確認検査で、最も感染患者が多かったA香港型
ウィルス８０株について、ワクチンがどの程度、
体内での増殖が抑えられるかを調べた。
その結果、６４％に当る５１株で増殖抑制の基準を
満たさなかった結果が出た。
ワクチンの効果が低下しているとの判定になった。
今期のA香港型の感染患者が多かった要因の
一つが、このワクチンの効果が低かったことに
よると報告している。
今期の日本のワクチンは3種類のウィルスを対象に
製造されたが、この中で主力となるワクチンの
香港A型はウィルスの変異が激しく、毎年タイプが
替わって流行るため、事前にワクチンを準備して
予防接種をすることが困難。
悪いことにワクチンを準備した後に流行が本格化
した香港A型はワクチンの型と異なってしまっていた
摂取する頃にWHOや専門家が、今年のワクチンは
効果が出ないと判断していた。
効かない○○○円のワクチン代で誰が儲けたのか。
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