加齢と共に骨や筋肉が衰えて運動器障害を起す
ことをロコモティブシンドローム(運動器症候群)と
呼び、現在歩行などの移動に支障がある人が
予備軍を含めて4700万人居るとされている。
整形外科で手術や入院をした患者の80~90%を
骨折、脊椎、膝関節、股関節の4疾患が占める。
骨粗鬆症の有病率は女性が圧倒的に高いが、
原因は加齢と共に骨を守るホルモンが失われて
行くことによるとされる。
一方、男性は男性ホルモンが女性ホルモンに変る
ことにより骨が守られる働きが失われ難い。
骨粗鬆症が原因となる骨折が最も多いため、移動
機能回復や寝たきり防止に備えた対策では、骨
粗鬆症に対象が絞られるという。
高血圧症や高脂血症などによるメタボ治療には
投薬などによる症状管理がシステム化されて
いるが、骨粗鬆症による骨折では、骨折治療
のみが重点視されているのが問題だとする
専門医の指摘がある。
骨粗鬆症による骨脆弱性骨折の治療には、メタボ
治療と同様に骨粗鬆症の薬物治療を行うべしと
指摘している。
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