3月5日、WHOはリベリアでは3月1日までの1週間に
新たな患者が確認されておらず、5日には最後の
患者が治療施設から退院し、患者がゼロになった。
リベリアでは昨年の5月の感染者発生以来、4000
人の死者を出したが、今後の経過で感染者が
確認されなければ、リベリアの終息宣言が出される。
だが、隣国のギニアとシエラレオネでは１日までの
１週間に計１３２人の感染者が確認されるなど、
前の週の98人より増加し、終息の見通しが無い。
感染拡大の防止に備えた遺体の安全な埋葬が
守られず、また感染の検査や治療を受けない者が
いるなど防止対策の徹底が行き届かない状況だ。
数万人の西アフリカ出身者が居住する中国は
エボラ出血熱の侵入に神経を尖らせているが、
北朝鮮は侵入に備えて極端な警戒態勢を敷いた。
14年10月下旬から外国人観光客の受け入れ停止。
商用などによる入国者に対しては３週間隔離。
更に、1月中旬、海外にいる工作員・労働者など
自国民の帰国を禁止し鎖国状態になった。
4月12日開催予定の平壌マラソン大会への外国人
参加受入れ中止と極端な守り姿勢を続けた。
3月3日になって、国家非常防疫委員会はリベリアと
シエラレオネ、ギニアの３ヶ国を除いて、３週間の
隔離措置を解除すると発表し鎖国は解除された。
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