中国からラズベリーやイチゴなどを詰め合わせた
冷凍食品を輸入したオーストラリアでA型肝炎に
感染した患者が確認されただけでも13人が出た。
原因は中国国内の食品工場で、手洗いが不十分
など不衛生な管理状態で食品が製造されていた
ことによるA型肝炎ウィルスの拡散だとされる。
ウィルスは経口感染し、発熱や黄疸の症状が出る。
オーストラリア政府は汚染食品の流入阻止に備え
輸入検査の強化を発表したが、国民に中国製
食品に対する強まっている。
一方、国内の農産物生産者は国産品が再評価
されるとして期待が広がっている。
中国の食材への不安は日本でも高まっているが、
輸入総量は減少していない。
価格競争が激しい外食産業では、不安があっても
価格には勝てず、使用量は減ることが無い。
餃子の大手が全ての食材を国産に切り替えて
品単価も調整したが客の評価は上々らしい。
中国産食品の問題では、メタミドホスの冷凍餃子を
始め、ナッツ類からの「アフラトキシン」、エンドウや
インゲンからの殺虫剤成分やジクロルボス検出。
ウーロン茶でもフィプロニルが検出されている。
食の安全に備えた水際での検査精度が頼りだ。
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