農林水産省は2月10日、2014年度の農林水産物・
食品の輸出額が6117億円となり、1955年に統計を
取り始めて以来初の6000億円突破と発表。
内訳では、農産物が前年比13％増の3570億円と
なったほか、菓子類が33％増の148億円。
牛肉は82億円と41％増となっている。
水産物は前年比５％増の2337億円と小さな伸び。
ホタテ（12％増）や真珠（30％増）、サケ・マス
（36％増）などの伸びが押し上げた。
林産物は38％増の211億円だったが、中国などへ
干ばつ材が気を吐いている。
海外での和食ブームを梃子に、TPP締結後に備え
農産物輸出にも気合を入れたいところ。
だが、財務省が発表した１月の貿易統計速報
では、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は
２兆7900億円の過去最大の赤字だった。
円安の追い風で自動車など輸出額は増加したが
原発停止後の穴埋め発電用の液化天然ガス
（ＬＮＧ）など燃料輸入増が赤字幅を広げている。
貿易赤字が１兆円超となるのは１月で４ヶ月連続。
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