国立感染症研究所は 2014年9月から1年間に、
あらゆる細菌に対する効果を備え、抗菌薬の
切り札とされているカルバペネムが効かない
腸内細菌(CRE)の感染者が1321人に上ったとする
調査結果を発表した。
CRE感染症は14年9月から医療機関に報告が
義務付けられて、実態が初めて明らかになった。
CREは、人の腸内にいる大腸菌などが薬に耐性を
獲得したもので、健常人には問題はないが、免疫の
働きが衰えた高齢者などが感染すると重症化し易い。
もし、CREが血液に入って敗血症を起こすと有効な
抗菌薬がないため、死亡率は5割と非常に高い。
1321人のうち8割近くが65歳以上の高齢者で、
病院などでの院内感染によるものが3割以上を
占めており、2015年には佐賀県や長崎県の病院で
集団院内感染も発生している。
症状では、尿路感染症や敗血症、肺炎などが
多く、うち52人が死亡している。
抗生物質の生産量や使用量で群を抜く中国では
濫用が甚だしいため、中国国内では、現在、最強の
抗生物質のポリミキシンにも耐性を備えたスーパー
細菌が見つかっている。
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