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2016年4月22日金曜日

中国の豚肉不足は欧米にとって好機

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
奈良公園



中国では政府の規制強化や養豚業者の採算

割れに加え、相場変動の煽りや病気の蔓延で

中小養豚業者を中心に500万戸が廃業した。

このため価格安定化に備えた備蓄品も払底し

昨年は77万7000トンを輸入したが、今年の輸入

見込み量は100万トンに達するという。

豚肉の在庫不足から小売価格が急騰しており、

3月半ばには1Kg当り29元(約500円)と前年比

35%上昇した。

中国人にとって豚肉は欠かせない食材であり、

また世界最大の豚肉消費国で、豚肉小売価格は

他国よりも高く、欧州では1Kg当たり約155円だ。

欧州では2014年の対ロシア経済制裁で同国への

輸出禁止となったため過剰供給となり、価格は

前年比10・1%下落していたため大助かりに。

世界最大の豚肉輸出量を誇る欧州にとっては

良いタイミングとなり、中国への輸出は1月に前年

同月比78%増の11万6574トンに急増している。

中国は14年に米国産豚肉に家畜の成長促進剤

「ラクトパミン」の残留が検出されたとして輸出禁止

措置を講じていたが、昨年10月に輸出禁止措置を

解除したため、米国から中国向け輸出も増加し、

米農務省の統計では、2月の対中豚肉輸出は

前月比38%増の1万5925トンと、14年3月以来の

高水準に達している。 

暫く、中国の豚肉爆買いが続きそうだ。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

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