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2016年4月19日火曜日

中国 養豚家の大量廃業で豚肉不足

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
枝垂れ桜とお堂



中国人にとっては豚肉は欠かせない食材。

春節などの需要期に供給不足や価格高騰が

発生すれば暴動が起ると言われるほどだ。

中国は、豚肉の生産量と消費量は世界最大で

消費量は全世界の供給量の半分程度を占める。

中国政府は養豚場の環境整備に備えて、高額な

廃棄物処理装置の設置義務付けや都市部からの

移転指示などで、2015年に小規模養豚業者を

中心に約500万戸が廃業した。

養豚産業は年間生産量5400万トンの生産量で、

うち約半分を占める小規模農家は市場価格に

過敏に反応しがちなため、生産過剰や不足の

好況と不況を定期的に繰り返す。

農業省の統計によると、2月の繁殖用雌豚の

飼育頭数は前年比7.9%減の3760万頭と30ヶ月

連続で減少し、過去最低を記録した。

2012年と13年に均衡していた養豚業者の収支が

14年と15年には1頭当たり100元(1730円)の赤字と

なり、繁殖用雌豚の食肉処理が続いている。

養豚業者は飼育頭数を増やしたくても、繁殖用

雌豚不足で、飼育豚の供給量が足りない状況に。

更に、今年初めに飼育豚の間で感染症が蔓延した

ことも加わり供給源につながったという。

中国の養豚業界は劇的に変わり、飼育頭数が

50頭以下の零細業者が廃業し、生産が回復する

態勢にないと説明されている。

日本の処理済み豚肉の年間輸入量は103万トン。

中国の昨年の豚肉輸入は77万7000トンだったが

今年は最大100万トンを超えると予測されている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

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