中国人にとっては豚肉は欠かせない食材。
春節などの需要期に供給不足や価格高騰が
発生すれば暴動が起ると言われるほどだ。
中国は、豚肉の生産量と消費量は世界最大で
消費量は全世界の供給量の半分程度を占める。
中国政府は養豚場の環境整備に備えて、高額な
廃棄物処理装置の設置義務付けや都市部からの
移転指示などで、2015年に小規模養豚業者を
中心に約500万戸が廃業した。
養豚産業は年間生産量5400万トンの生産量で、
うち約半分を占める小規模農家は市場価格に
過敏に反応しがちなため、生産過剰や不足の
好況と不況を定期的に繰り返す。
農業省の統計によると、2月の繁殖用雌豚の
飼育頭数は前年比7.9%減の3760万頭と30ヶ月
連続で減少し、過去最低を記録した。
2012年と13年に均衡していた養豚業者の収支が
14年と15年には1頭当たり100元(1730円)の赤字と
なり、繁殖用雌豚の食肉処理が続いている。
養豚業者は飼育頭数を増やしたくても、繁殖用
雌豚不足で、飼育豚の供給量が足りない状況に。
更に、今年初めに飼育豚の間で感染症が蔓延した
ことも加わり供給源につながったという。
中国の養豚業界は劇的に変わり、飼育頭数が
50頭以下の零細業者が廃業し、生産が回復する
態勢にないと説明されている。
日本の処理済み豚肉の年間輸入量は103万トン。
中国の昨年の豚肉輸入は77万7000トンだったが
今年は最大100万トンを超えると予測されている。
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