国立がん研究センターによる長年にわたる年齢や
居住地など一定の条件を満たす特定の集団の
「コホート」を対象調査で、コーヒーを多く飲んで
いる人ほど肝臓がんの発生リスクが低くなるのは、
ほぼ確実との結論を発表している。
では、他のがん等についてはどうなのか?
10年、20年という追跡期間を経て、2000年代から
集められたデーター解析で続々と結果が出て来た。
現在公表されている肝臓がん、子宮体がん、
大腸がん、子宮頸がん、卵巣がんの評価では、
「肝臓がん」:リスクを下げる効果がほぼ確実。
「子宮体がん」:リスクを下げる効果の可能性あり。
「大腸がん」「子宮頸がん」「卵巣がん」:リスクを
下げる効果のデータが、現状では不十分。
これらのガンに対しては、コーヒーを「ほとんど毎日」
「毎日1~2杯」「毎日3~4杯」「毎日5杯以上」飲む
人についてのデータは、統計学的に有意なデータが
得られているという。
「ほとんど毎日」以上の人は、はっきりリスクが
下がっており、更に、多く飲んでいる人ほどリスクは
下がっているという傾向も出てる。
子宮体がんについては、2008年の多目的コホート
研究結果から、1日1~2杯、3杯以上飲むグループ
ではそれぞれ罹患リスクが低下、「可能性あり」に
評価されている。
大腸がんについては「データ不十分」となっているが、
がん予防に効果的な部位も示されている。
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