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2016年5月14日土曜日

中国 2015年有毒食品・薬品事件ワースト

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
御 衣 黄



日本では食品の安全性問題は消費者庁が主管

するが、中国では公安部だ。

それだけ社会不安や規模が大きくて国民に及ぼす

影響や危険度が高いと言うことだろう。

2015年に摘発された有害食品・薬品十大事件を

中国公安部が発表している。

1.危険小麦粉事件: 陝西省渭南市の多くの製粉

会社が小麦粉に漂白作用を備えた化学物質の

過酸化ベンゾイルを過量に添加して販売。

2.違法ワクチン事件: 山東省荷沢市の病院に

勤務する薬剤師とその親族が闇ルートなどから

仕入れたワクチンを適切な保冷管理設備も備え

環境で保管、転売により100億円以上の利益を得た。

3.偽成長ホルモン剤事件: 蘇州市で遺伝子組み

換えヒト成長ホルモン製剤(RHGH)などの偽薬を

長年製造販売していた。

4.偽薬物依存症治療薬事件: 福州市でナルトレ

キソン持続性徐放剤などの薬物依存症治療薬の

偽薬を生産、販売。

5.有毒野菜事件: 浙江省の多くの農家が使用

禁止の農薬や殺虫剤を野菜類に大量に使用。

6.有害ラード事件: 重慶市の屠殺場からリンパ腺を

含む廃棄処分用の豚肉を使用して、ラードを生産。

7.病死した豚の加工販売事件: 山西省普城市で

病死した豚を大量に仕入れて加工販売。

8.賞味期限切れ牛肉製品の再加工事件:上海市の

食品会社が賞味期限切れの干し肉製品を再包装し

良品と混ぜて大型チェーンなどで大量に販売。

9.偽薬事件:湖北省でプラビックス(抗血小板薬、

血栓症の専門薬)や糖尿病治療薬インシュリン等の

偽物を製造し、26省で販売。 

10.偽薬のネット販売事件:河北省で漢方薬「中華

脳心通」や「風湿骨痛寧」などの偽薬をネット販売。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?










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