日本では食品の安全性問題は消費者庁が主管
するが、中国では公安部だ。
それだけ社会不安や規模が大きくて国民に及ぼす
影響や危険度が高いと言うことだろう。
2015年に摘発された有害食品・薬品十大事件を
中国公安部が発表している。
1.危険小麦粉事件: 陝西省渭南市の多くの製粉
会社が小麦粉に漂白作用を備えた化学物質の
過酸化ベンゾイルを過量に添加して販売。
2.違法ワクチン事件: 山東省荷沢市の病院に
勤務する薬剤師とその親族が闇ルートなどから
仕入れたワクチンを適切な保冷管理設備も備えぬ
環境で保管、転売により100億円以上の利益を得た。
3.偽成長ホルモン剤事件: 蘇州市で遺伝子組み
換えヒト成長ホルモン製剤(RHGH)などの偽薬を
長年製造販売していた。
4.偽薬物依存症治療薬事件: 福州市でナルトレ
キソン持続性徐放剤などの薬物依存症治療薬の
偽薬を生産、販売。
5.有毒野菜事件: 浙江省の多くの農家が使用
禁止の農薬や殺虫剤を野菜類に大量に使用。
6.有害ラード事件: 重慶市の屠殺場からリンパ腺を
含む廃棄処分用の豚肉を使用して、ラードを生産。
7.病死した豚の加工販売事件: 山西省普城市で
病死した豚を大量に仕入れて加工販売。
8.賞味期限切れ牛肉製品の再加工事件:上海市の
食品会社が賞味期限切れの干し肉製品を再包装し
良品と混ぜて大型チェーンなどで大量に販売。
9.偽薬事件:湖北省でプラビックス(抗血小板薬、
血栓症の専門薬)や糖尿病治療薬インシュリン等の
偽物を製造し、26省で販売。
10.偽薬のネット販売事件:河北省で漢方薬「中華
脳心通」や「風湿骨痛寧」などの偽薬をネット販売。
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