中国によるレアアース類の輸出規制や価格高騰を
機に日本国内では電子機器類を中心に使用金属
部分の分別処理が進められ、金属再生に備えた
取組みが行われて、危機脱出の原動力となった。
しかし、メーカーの回収漏れとなった廃棄品は
業者を通じて大半が中国へ輸出されている。
世界の電子ゴミの集積所が中国に存在する。
パソコンのハードドライブ,マザーボード,携帯電話
などが世界中から中国の汕頭市貴嶼鎮に持込まれ
5000社以上の電子廃棄物回収や解体、リサイクル
処理企業によってゴミ処理が行われている。
国連大学が発表した電子ゴミに関する調査では、
2014年に世界中で出された電子廃棄物は4180万
トンに上り、毎年200万トン増加しているという。
国別では米国が最多の707万トン、次いで中国が
603万トン、3位が日本の220万トン。
また、世界中で出る電子ゴミは毎年2000万~
5000万トンで、このうちの70%が中国に捨てられる。
貴嶼鎮で電子廃棄物を解体処理し,銅,鉄,アルミ,
金などの有用金属を回収している。
ゴミから回収された金属は約6兆1800億円もの
金額になるとされるから、当面は無尽蔵な埋蔵量を
備えた鉱山を保有した裕福な町ということに。
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