日本の海水域で生息するサンゴの北限は潮岬
当りとされているが、海水温の上昇で暖海域の
魚と同様に、北上が進んでいるのだろう。
サンゴは温かい程,活発に繁殖する性質を備えて
いるかと思えば、現実は全く逆だ。
海水温が1度以上上昇している沖縄近海では
サンゴの白化が進み、一部海域では枯死して
しまって全く見られない海域もでているとか。
世界最大のサンゴ礁と言えば、オーストラリア
東岸に横たわるグレートバリアリーフだが,ここの
一部のサンゴは水温の上昇に対する適応力を
備えていることで知られている。
衛星による観測調査の結果、一部のサンゴは
水温が上昇し始めると少しづつ白化し始めて、
収まれば元に戻るストレス対応の耐性を習得する。
しかし、研究結果によれば、海面水温が現在より
更に0.5度上昇した場合は、グレートバリアリーフ
サンゴ礁で、大規模な白化現象が急速に進む
可能性があると報告されている。
過去30年間の平均海面水温が2℃上昇した場合
サンゴは防御機能を失い,白化が進むと警告する。
日本近海では既に夏季には2℃以上の海面水温の
通常化しているためサンゴにとっては危機的環境だ。
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