食中毒と言えば腸管出血性大腸菌感染症と言う
仰々しい名の付く病原性大腸菌O-157が
怖さの代表格。
冬季には強い感染力を備えた新型が出現した
ノロウィルス感染症がある。
これは、貝類、特に汚泥分が多い海底に棲む
貝類が感染源となり易く、カキが代表格だ。
ノロウィルスによる食中毒と変わらぬ頻度で発生
する食中毒にカンピロバクター食中毒がある。
カンピロバクターは、指定難病であるギラン・バレー
症候群との関わりが証明されている食中毒菌だ。
カンピロバクター菌で食中毒を起すと下痢が始るが
下痢自体は数日間で一旦収まる。
下痢が回復後数日(感染から1~2週間)でギラン・
バレー症候群の症状が発現する。
両手足の筋力が低下して、四肢に力が入らない
症状が出て、感覚障害が加わるケースもある。
重症化すれば、神経障害を起したり、呼吸不全を
起こしたりし、死亡に至ることもある。
問題のカンピロバクター菌は、牛、豚、羊、野鳥
及び鶏など家禽類の腸管内に広く常在菌として
存在している。
生食される鶏の場合なら解体で内蔵を抜くとき、
内臓、特に消化管を傷つけないように取り除き、
身肉を汚染しないように注意することが必要。
生食が普及している宮崎県では2007(平成19)年に
「生食用食鳥肉の衛生対策」を作成している。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
0 件のコメント:
コメントを投稿