街中のドラッグストアで見かける風景に
中國人観光客が漢方薬を手に取って、
効能や原材料の確認をしている姿がある。
中には籠一杯に商品を入れて、特設の
免税処理カウンターで店員に、しきりに
商品の説明を求めていることも。
医師の処方を必要としない棚に並ぶ
漢方薬は、中国人にとっては安心感を
備えた医薬品として人気があるようだ。
驚いたのが、特に人気があるのがPM
2・5による肺への健康被害に備えた薬が
開発され、市販されていることだ。
使用材料は、中国から輸入された生薬が
使用されているのだろうが不思議な話だ。
世界で使用されている漢方薬の原材料の
大半は中国から輸出されたものだが、
薬剤としての漢方薬の世界市場での
シェアでは、日本が90%以上を占め、
中國は2%でしかない。
レアメタルと同様に、ここでも中国は
乱獲が激しいことなどを理由に、輸出
規制や価格管理などに動いており、最も
多く使用される甘草の価格は、最近で
2倍に、ニンジンに至っては4倍に高騰。
すでに、日本の漢方薬メーカーは、
生薬不足に備え、ミャンマーやラオスで
生薬の栽培に取組んでおり、ケイヒなど
一部の生薬では輸入が始まっている。
中国医薬の品質に信頼がおけないだけ
でなく、生産技術や研究開発の取組みの
遅れが問題となっていると専門家。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
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