恐ろしいガン細胞に侵されていても、
外観や触診で判別ができるか、自覚
症状がないと早期発見がむつかしい。
国立がん研究センターなっどの研究
チームは、1滴の血液から13種類の
がんの有無を同時に診断できる画期的な
手法をこの程開発した。
体内の細胞は、DNAによく似たリボ核酸
(RNA)でできた微小な生体分子の一つで
ある「マイクロRNA」を備えて、細胞の
中で遺伝子の働きを調節している。
体内の細胞は、マイクロRNAを「エクソ
ソーム」という小さな袋に詰めて血中に
分泌しており、ガン細胞も同様に放出。
研究チームは、このガン細胞から放出
されるエクソソームに着目した。
それぞれのガン細胞は、2~10種類の
特有のマイクロRNAを備えていることを
突き止めた。
このマイクロRNA分泌量の変化を調べる
ことで、13種類のガンも95%程度の
確率で発見することが可能になった。
13種類のガンは胃がん、食道がん、
肺がん、肝臓がん、胆道がん、膵臓がん、
大腸がん、卵巣がん、前立腺がん、
膀胱がん、乳がん、肉腫、神経膠腫。
最近注目されているのが、ガン探知犬。
ガン患者の体内のガン細胞が生成する
特有の化学物質を探知犬が嗅ぎ分けて
ガン患者を特定する。
だが、現在の段階では、この化学物質を
特定できていない。
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