北海道で起きた大規模停電を受けて大手電力
電力各社が緊急に点検した結果、沖縄電力では
台風災害などで最大の発電所が停止した場合に
「ブラックアウト」が発生する可能性を備えて
いるとして、対策を実施することとなった。
沖縄県には160の島があり、うち49の島が
人の住む有人島であって、島が広がる範囲は
南北に400km、東西は1000kmにも及ぶ。
最も東は北大東島、西は台湾に近い与那国島。
この1000km離れた2つの島にも、それぞれに
火力発電所がある。
発電所がない小さい島にはケーブルで送電。
また、沖縄全体で備えている発電能力は215万
㎾で、電力の99%は火力発電に依存している。
県内には、風力を除いて40を超える発電所が
あるが、1ヶ所の火力発電所が担う供給力が
全体の半分程度に上る場合もあり災害などで
最大の火力発電所が停止した場合にはブラック
アウトが発生する可能性があるため、分散化
などの対策を進める方針。
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