台風15号(ファクサイ)は9月8日15時には、
八丈島の西南西約90km付近に在って、中心
気圧が955hPa、最大瞬間風速60m/sの勢いを
備えて北上を続けた。
9日の午前3時頃に、強い勢力を保ったまま
千葉市に上陸した。
この頃、千葉県の各地は、観測史上最大の
風速に見舞われ、木更津市で49m/s、館山
市で48・8m/sを記録した。
木更津市に隣接する君津市では、強風のため
高さ45mと57mの送電線の鉄塔2基が倒壊。
多くの家屋の全半壊に加え、多くの電柱が
折れたり、倒れる被害が発生した。
このため、神奈川県内を含め、千葉県を中心に
64万戸が停電した。
東京電力は、復旧に備えた態勢を整えて、
10日の夜のうちに東電管内の停電はおよそ
12万戸まで減る見通しだとしていた。
11日午前7時の時点で、千葉県と神奈川県を
合わせて47万戸余りが停電していた。
東京電力は、千葉県内では山間部を含め、
広い範囲に亘り電柱や電線が被害を受けて
いるため、復旧に時間がかかっているが、
残っている地域の停電は、11日中の復旧を
目指すと発表した。
しかし、被災地域では広範囲に亘り、電柱の
折損や断線などだけでなく、倒木や飛来物に
よる障害や損傷などに加えて、土砂崩れなども
あり、11日の復旧工事は市街地域がやっと。
結局、24日になって幹線部分の復旧が完了し、
家庭内への引き込み線などでのトラブルによる
停電戸数を800戸ほど残すと発表。
東電が発表した復旧工事の見通しの甘さから、
2週間ほども遅れる結果となり、国を始め
住民から猛批判を受ける結末となった。
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