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2023年1月27日金曜日

内陸地震の潜むリスク明らかにする研究

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
奈 良 公 園



内陸地震の調査は一般に、航空写真や掘削

調査などで活断層の位置や地震の履歴などを

調べ、将来起こりうる地震の規模や発生する

間隔を推定し、計算しリスクの高さを調べる。

過去の記録や伝承だけから、全てのリスクを

明らかにするのは限界があり、2004年の新潟県

中越地震、2008年の岩手・宮城内陸地震など

それまでは知られていなかった断層がずれ動く

地震も相次いだ。

このため、別の手法で内陸地震のリスクを

明らかにしようという研究も進んでいる。

その中の一つに、国土地理院が全国に約20km

間隔で設置している約1,300点の電子基準点から

得られる地殻変動データを分析・解析して

地震を引き起こす[ひずみ]の程度を調べて

地震発生の確立を算出する手法がある。

京都大学防災研究所が、この手法で西日本を

対象にひずみの分析を進めたところ、30年

以内にM6・8以上の大地震が起こる確率は、

鹿児島県と宮崎県などの九州南部で31%~

42%となった。

他方、地震調査研究推進本部が同じ領域で

活断層の調査に基づいて算出した発生確率は

7%~18%で、2倍以上高くなる結果になった。

2021年にM5・1の地震が発生した能登半島では、

地面が隆起する地殻変動が確認されているが、

その後も、顕著な隆起などの地殻変動が

続いており、M3~4クラスの地震が頻発する。

研究所では、[地震の発生確率を長期的に

予測する手法はまだ発展途上で、さまざまな

手法がある。GPSのデータも組み合わせて

総合的に長期予測の精度向上に貢献できる

ように研究を進めていきたい]としている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





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