感染症で人類が被る事象で、最も大事なことは
致死率であり、死者数であろう。
ところが、新型コロナウィルスの変異株、
オミクロン株の蔓延で、火葬場がパンクして
いるにも拘らず、中国政府の発表はゼロで
あったり、1人などとしている。
中国国内からは、50~80%の感染率だとの
報道が伝わり、9日には河南省政府は、同省の
新型コロナウイルス感染率が6日時点で推計
89%に達したと発表している。
河南省の人口がおよそ1億人とすれば、日本に
当て嵌めれば、日本国内でほぼすべての人が
感染したに等しい感染急拡大の状況だ。
こうした状況から、日本や韓国をはじめ、
多くの国では中国からの入国者を対象に
水際対策の強化対策に乗り出しているが、
早速、中国政府は非科学的な差別だと反駁。
感染者数や死者数だけでなく、感染状況の
情報公開がないと、ウィルス蔓延状態で
どのようなウィルス変異が起こっているかも
把握できず、当然ながら警戒感は強まる。
英医療系調査会社のモデリングに基づけば、
死者数は、4月末までに140万人と推計。
また、香港での1万人の死者数からの推計で
中国本土での死者数は160〜170万人の試算も。
英調査会社の1月上旬の報告では、中国国内の
感染の最初ピークは1月13日になるとする。
また、1月時点の推計では、中国の1日当たり
感染者数は242万人で、死者は1万5850人。
昨年12月1日からの累計死者は19万2400人に。
更に、4月末までの予測累計死者数は170万人。
アメリカにおける死者数のピークはワクチン
普及以前の21年1月13日の週の週間2万3387人で、
1日当たり3341人だったが、中国の数字は
その4.74倍とするなど、中国国内での医療
態勢の脆弱性が浮き彫りにされている。
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