日本気象(株)によるサクラの開花の仕組みの
説明では、桜の開花・満開時期を左右するのは、
前年の秋からの気温の推移だとする。
桜の花の元となる花芽は、開花前年の夏に
つくられ、①休眠 ②生長の2つの過程を
経て開花に至る。
花芽は形成されてもすぐには生長せずに、
まず休眠に入る。
これは寒く、日も短い冬を生き抜くための
もので、桜以外でも温帯の植物の多くに
見られる性質であり、冬を前に自ら葉を落とし
生命活動を最低限に抑える。
そして、秋から冬にかけて一定の低温(-5~
15℃)にさらされると春が近づいていることを
感知して覚醒(休眠打破)する。
休眠打破後は生長段階に入り、春先の気温の
上昇に伴い開花へ向かって生長していく。
この段階になると気温が高いほど生長の
度合いも大きくなる。
休眠中は花芽に見た目の変化は現れないが、
生長段階に入り開花が近づいてくると花芽は
徐々に膨らみ始め、次第に花芽の先が黄緑
がかってきて、開花直前には花びらが垣間。
見えるようになり開花に至る。
ソメイヨシノについては、上記の説明のような
過程を経て、開花することになる。
近年、鹿児島県ではソメイヨシノの開花に
異変が生じているとされる。
温暖化が進むにつれて、①休眠することが
出来ない気象環境になってきていることだ。
このため、花数が減少し、やがてソメイ
ヨシノが見られなくなるのではないかという。
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